こんにちは!
皆さんは『汗』をかいたことありますか?
私はよくあります。私以外の人もきっとあるかと思います。
そしてこの汗にも『良い汗』と『悪い汗』があるのをご存知でしょうか?
「汗なんてどれも同じでしょ」と思われがちですが、全然違っています!
たとえば、汗と聞いてよく思い浮かぶ「不快・くさい・ベタベタする」などのイメージ。
これ実は、体に良くない『悪い汗』の特徴…。
『良い汗』はサラッとしていて、かいた後はスッキリ感すらあります。
なのでもし汗にマイナスイメージしかないのだとすれば、あなたが知らず知らずの内に『悪い汗』をかいているからかもしれませんね…。
そこで今回は、
●正しい汗をスッキリかく方法!
これらについてお話します!
体に『良い汗』と『悪い汗』の見分け方、正しい汗をスッキリかく方法!
汗の役割は「体温調節」
まず「汗の役割」について簡単に。
汗の一番大きな役割は、上がった体温を下げるための「体温調節」です。
暑いときや運動したときなど、体温が上がると汗をかきますよね。
これは、このまま「体温が上がり続けると体の正常な働きを維持できなくなる」ため、水分を汗として放散させ、体温を下げようとするからです。
「汗がうっとうしい」と思うかもしれませんが、体温を一定に保ち健康な状態を守るため、汗をかきます。
体にとって『良い汗』と『悪い汗』の違いは?それぞれの見分け方
では、体にとって『良い汗』と『悪い汗』の違いは、どこにあるのでしょうか?
「汗」はどれも同じように思えますが、実はその成分が違っています。
『良い汗』と『悪い汗』は含まれる成分が違う!
『汗』の原料は、血液。
血液が汗になる際、血液成分や「ミネラル分」などは取り除かれて血管に戻されます。
これらはもともと血中に含まれる体にとって大切な成分なので、「汗によって排出されないようにするため」です。
そうして残った水分が、主に汗として出ていきます。
そしてこの「体に必要な成分を汗から取り除く機能」が、きちんと働いてできるのが『良い汗』です。
逆に、機能が働かず、体に必要なものまで排出しているのが『悪い汗』。
つまり、『良い汗』は主に水分からできており、『悪い汗』は水分にミネラル分などが混ざってできています。
●良い汗⇒水分がほとんど
●悪い汗⇒水分+ミネラル分
続いて、それぞれの特徴を見ていきます!
『良い汗』の特徴:水のようにサラサラで効率的に体温調節できる
『良い汗』の特徴は以下です↓
●汗の粒が小さい
●においがない
●すぐ蒸発して乾く
水のようにサラサラしていて、嫌なにおいがありません。
また、ほとんど水分からできているので蒸発しやすく、少ない量でも効率良く体の熱を取り去ってくれます。
「効率的に体温調節できる」のが良い汗の大きな特徴です。
『悪い汗』の特徴:汗臭く不快で体温がなかなか下がらない
『悪い汗』の特徴は以下です↓
●汗の粒が大きい
●汗臭い
●蒸発しにくく乾きづらい
ミネラル分を含んでいるため、ベトベトしていて汗特有のにおいがあるのも特徴です。
また、水以外の成分が多いため蒸発しにくく、なかなか熱を取り除けません。
そのため次から次へと汗が噴き出し、「大粒の汗を大量にかく」ことになってしまいます。
『悪い汗』をかくとグッタリ疲れやすく、熱中症リスクも…
そして『悪い汗』は、体に悪影響ばかりのキケンな汗…。
まず、前述した通り体温調節の効率が悪く、なかなか熱が下がらないので、「熱中症」リスクがあります。
そして熱が下がらないと、体を冷まそうとしてさらに大量の汗をかきます。
すると、水分だけではなく「ミネラル分」までも大粒の汗に混じりダラダラと流れてしまうので、体に必要な成分が体内からどんどん失われてしまいます。
そのため、汗をかいた後には体がだるく、グッタリ疲れやすくなってしまうのです。
『悪い汗』から『良い汗』に!正しい汗をスッキリかく『汗トレ』!
「汗をかくたびにベトベト不快で汗臭く、体もだるくなる…」
そんな状態から改善し、「正しい汗をスッキリかけるようになる方法」について!
正しい汗をかくには、汗を出す『汗腺』の機能を高めることが大切。
汗腺には、「体に必要な成分を汗から取り除く役割」があるからです。
そのため機能が低下すると、体に必要なミネラル分を多く含んだ『悪い汗』が出てしまいます。
逆に、汗腺の機能が高い状態であれば、水分を多く含む『良い汗』をかけるようになります!
汗腺の機能を高める『汗トレ』で良い汗をかく!
汗腺の機能は、「意識して汗をかくようにする」ことで高めることができます!
汗をしっかりかける体をつくる「発汗トレーニング」で良い汗をかきましょう。
方法としては、たとえば、入浴や運動などがありますね。
●ウォーキング・筋トレなどの運動
お風呂をサッとシャワーで済ますのではなく、ぬるま湯に10~15分でも入浴するのがいいでしょう。
また軽く汗ばむ程度の運動も『汗トレ』として効果があります!
普段は汗をかかず、体が熱い時に突発的にかく汗だけでは汗腺も鈍ってしまうので、日頃から「汗をかき慣れておくこと」が大切です。
そうすると汗腺が鍛えられ、日常生活において汗をかいた時も、不快感を無くすことができます。
代謝を上げて「汗をかきやすく」準備しておく!
汗腺を鍛えると同時に、代謝を上げて「汗をかきやすく」準備しておくと、より効果的!
代謝を上げるには以下のような方法があります↓
●マッサージで血行促進
●食事(温かいもの、辛いもの)
また、これらの「代謝を上げる行動」は、良い汗をかけるだけではなく「慢性的な体のコリ解消」にも役立ちます!
あとがき
体に『良い汗』と『悪い汗』の違いや、正しい汗をスッキリかく方法についてお話しました。
私は「汗をかく」ということについて、「くさいしベタベタするし不快」という考えしかありませんでした。
でもいろいろ汗について調べてる内「自分は悪い汗しかかいたことないから、汗に対して否定的だったのかな」と思いました。
サラッとした良い汗をスッキリかく感覚を味わってみたいので、私も『汗トレ』やっていきたいと思います。
ただし、汗をかく前・かいた後は「水分補給」が必須!
皆さんもぜひ、体に良い汗かきましょう~!