「小さいころから体が硬くて…」
「歳をとるにつれ、さらに硬くなった…」
と、前屈や開脚ができず、嘆いている人は多いのではないでしょうか…。
ただ、普段生活していく中で特に不便はしていないし、「体が硬いままでもいいのではないか?」とも思ってしまいますよね。
でも実は、「体が硬い」つまり柔軟性が無いことによって「体機能」の面で様々な損をしているのです…。
そこで今回は、「体が硬いと損する理由」や「体が硬いことのデメリット」についてお話していきます。
「体が硬い」の何が損なのかを知ることができるので、体の硬さを放置しがちな人は、ぜひ読んでみてください♪
体が硬いと損!その不調の原因は体の硬さのせいかも…
体が硬いと損する3つの理由やデメリットは?
体が硬い人がそうでない人に比べて損している理由、デメリットは以下の3つです↓
・腰痛や肩こりなど「不調や怪我が起きやすい」
・エネルギー消費が少なく「痩せづらい」
筋肉が常に緊張状態で「疲れやすい」
まず、疲れやすいというデメリットがあります。
「体が硬い=筋肉が硬い」という場合が多く、硬い筋肉は常に緊張状態であるため、普段から無駄な力が入ったままになってしまい、そのぶん疲れてしまうのです。
また、緊張状態の筋肉は、あまり伸び縮みできない状態で血液を流すポンプの役割も弱くなり、また、血管を圧迫し血流が悪くなるので、老廃物や疲労物質が体内に蓄積しやすくなります。そのため、疲れがなかなか抜けないということにもつながります。
何となく疲れやすいと感じている人は、もしかしたら「体の硬さ」が関係しているかもしれませんね。
肩こりや腰痛・むくみ・冷え性など「不調や怪我が起きやすい」
前述した通り、体が硬いと筋肉による血流の悪化を引き起こします。そしてこれが、肩こり・むくみ・冷え症など、さまざまな体の不調の誘因ともなりうるのです。
また、体の硬さは日常動作の妨げにもなります。
たとえば、体が硬い人は柔らかい人に比べ、歩く・走る・起き上がるなど、日常的に行っている動作もスムーズにはいかず、どこか不自由でぎこちなくなってしまいます。
その結果、腰痛など体を痛めやすかったり、転んだときに怪我をするリスクも上がったりしてしまうのです。
エネルギー消費が少なく「痩せづらい」
食事管理以外での運動による「ダイエット」や「脂肪燃焼」に関して言うと、体が硬いことによって確実に損をしています。
それは、柔軟性が無いことによって運動の効率が悪くなり、エネルギー消費量が少なくなるからです。
体を動かしてエネルギー消費量を上げるために大切なのは、より多くの筋肉を動かすことですよね。
筋肉は「伸びる・縮む」の動きにより、エネルギーを消費します。そのため、多くのエネルギーを消費しようと思ったら、筋肉が最大限に伸び縮みしてくれることが重要になります。
このことから、「体が硬い=筋肉があまり伸び縮みできない状態」で運動をしても、エネルギー消費量を高めることは難しく、効率が悪いということになります。
体が硬いことにより生ずるその他のデメリット
その他にも、体が硬いことによって以下のようなデメリットが存在します。
- 太りやすくなる
- 骨格が歪みスタイルが崩れる
- 脳への血流が悪くなり、集中力や作業効率の低下
- 動こうとする意欲の低下
- 精神的な気持ちの落ち込み
このように、体の硬さは様々な身体の不調の原因となるのです。
硬い体はマッサージで柔らかくなるか?
「マッサージによって筋肉をほぐすことで硬い体が柔らかくなるか」について。
まずはマッサージ効果により筋肉をほぐして伸縮性を高め、次にストレッチにより可動性を改善することで、体の柔軟性も上がるでしょう。
ただし、マッサージの段階でほぐす箇所が限定されていると、その効果は薄まります。
例えば、開脚ができないからと内ももの筋肉ばかりをほぐしていても、意味がありません。
筋肉は全てつながっているので、硬くなっているのは、一部分だけではないからです。太もも全体や周辺の腰やお尻など、全身をしっかりほぐして柔らかくする必要があります。
まずは全身のマッサージで緊張した筋肉をほぐすことで、硬い体は徐々に柔らかくなっていくでしょう。
あとがき
体が本来もつ柔軟性を失ってしまうと、マイナスになることがたくさんあります。
今回お話した体が硬い人のデメリットをまとめると、主に以下の3つです↓
・腰痛や肩こりなど「不調や怪我が起きやすい」
・エネルギー消費が少なく「痩せづらい」
硬い体の改善・対策のためにも、筋肉をほぐす整体やリラクゼーションサロンでのマッサージは効果的です。
体の柔軟性を取り戻すことは不調の改善にもつながるので、硬い体を放置している人は、ぜひマッサージやストレッチを取り入れてみてはいかがでしょうか♪
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