エステやリラクゼーションサロンで行われる施術の中身は、主に2つに分けられます。
ひとつは、リンパの流れや脂肪に作用する専用の機器を用いた「マシン施術」、
そして、全工程をセラピストやエステティシャンの手で行う「オールハンド施術」です。
それぞれメリットとデメリットがあるのですが、施術の全てを手で行う「オールハンドマッサージ」が高い人気を集めています。
そこで今回は、機器を使わない【オールハンドマッサージの良さや効果】について、マシン施術と比較しながら紹介していきます!
オールハンド施術の良さや効果は? マシン施術と比べたメリット
オールハンド施術の良さや、マシン施術と比較したメリットは以下です↓
●繊細な調整ができる
●リラクゼーション効果が高い
順番に見ていきましょう!
オールハンドでは科学的な力を加えないので安全性が高い
オールハンドマッサージは、安全性の高さが特徴。
人の持つ力のみを用いて施術を行い、圧の調整もその場ですぐに反映できるので、事故が起きるリスクが少なくて済みます。
マシンの抱える不安
マシンを用いた施術の場合、以下のような不安があります↓
●出力が強すぎることによるやけどや色素沈着
●科学的な力が加わることの人体への影響
人の手と技術だけを使ったオールハンド施術では、とくに皮膚トラブルが起こることはなく、高い安全性を誇ります。
効果を取るならマシン、安全なのはオールハンド
ただし、科学的な力を加えず手技のみのオールハンドでは、やはり施術の幅に限界はあります。
そのためマシンと比較して効果が劣る場合も。
たとえば、ボディメイクを目的とした「痩身」では、手だけの施術より、電波や電磁波などのマシンを使用した施術の方が、より痩せたという効果を感じやすいかもしれません。
ただし、まだ解明されていないマシン使用後の健康被害や副作用を考慮すると、安全性においてはオールハンドに軍配が上がります。
人ならではの繊細なタッチ。複雑な圧の調整が容易にできる
全てを人の手で行うオールハンドマッサージは、マシンと比較し繊細なタッチでの施術が可能です。
受け手に合わせて力加減や圧のかけ方を微調整するというのは、人であるからこそできる複雑な動き。
決められた出力を均一にしかだせないマシンでは、細かい作業はなかなか難しいでしょう。
身体の状態を手で直接感じて施術に反映できるのが「人ならでは」と言えます。
オールハンドでは施術者によって合う・合わないも
オールハンドでは細かい調整ができる反面、セラピストやエステティシャンの技量に施術をゆだねてしまうことになります。
そのため、終わった後の効果に差が生じる可能性もあり得ます。
未熟な施術者では、満足のいく結果にならない場合もあるでしょう。
また、技術面以外の相性で自分に合う・合わないもあるため、良い人を見つけるのに少し苦労するかもしれません。
ただ、より自分に合う新しい人と出会える面白さはあります。
心地いいリラクゼーション効果がある。幸せホルモンがドバドバ
美容室で頭を洗ってもらったり、かゆいところを誰かに掻いてもらったりするのは、自分で同じ事をやるよりも10000倍ぐらい気持ちいいですよね。
このように、人は人から触れられることによって「心地いい」と感じることができます。
手で直接肌に触れるオールハンドマッサージには、施術自体の効果に加え「リラクゼーション効果」もあります。
心地良さの正体は「幸せホルモン」
この心地よさの正体、実は「幸せホルモン」とも呼ばれるオキシトシンという物質が関わっています。人の肌が触れたときにこの幸せホルモンが体内で分泌されるため、私たちに心地いい効果をもたらすのです。
幸せホルモンの主な効果は以下です。
- 幸せな気分になる
- 脳・心が癒され、ストレスが緩和する
- 不安や恐怖心が減少する
- 他者への信頼の気持ちが増す
- 社交的となり人と関わりたいという好奇心が強まる
- 親密な人間関係を結ぼうという気持ちが高まる
- 学習意欲と記憶力向上
- 心臓の機能を上げる
- 感染症予防につながる
人の手を介さないマシン施術では、このようなリラクゼーションは薄く、機械では代替不可能なものになっています。
まとめ
オールハンドマッサージの良さをまとめると、以下のようになります。
●繊細なタッチ、複雑な圧の調整が容易にできる
●心地いいリラクゼーション効果がある
「手」のみを用いた施術には様々な利点がありますが、施術担当者との相性や技術による効果の差など、気になる点があるのも確かです。
ただ、マシンでは感じることができない「人ならでは」の効果もありますので、まずは自分に合っているかどうかを見極めるためにも、積極的に利用してみてはいかがでしょうか♪