秋から冬にかけては「空気の乾燥による乾燥肌」が気になる時期。
乾燥による肌トラブルに備え、保湿はシッカリ行いたいところ。
ただ、乾燥肌の原因には季節性の空気の乾燥の他に、実は「体のむくみ」も関わっているのをご存知でしょうか?
原因がむくみの場合は、いくら肌の保湿を頑張ったとしても、乾燥肌が改善することはありません。
そんな肌トラブルの意外な原因である『むくみ』
今回は、
●体のむくみが肌トラブルを悪化させる流れ
●むくみを無くせば肌の調子も良くなる
についてお話します!
「体のむくみ」が乾燥などの肌トラブルを悪化させる流れ
「体のむくみ~肌トラブル」の流れを簡単にまとめると、以下のようになります↓
②むくみにより皮膚が引き伸ばされて薄くなり、傷つきやすくなる。
③傷ついた皮膚は弱く、「肌トラブル」を起こしやすくなる。
それでは、詳しく見ていきましょう!
体のむくみにより、皮膚が水風船のように引き伸ばされてしまう
まず「むくみ」とは、皮膚の下に溜まった余分な水分の塊のこと。
本来はリンパ管や静脈によって回収されるはずだった水分が、リンパの停滞により皮膚の下にどんどん溜まっていきます。
そうして「皮膚が水風船のようにパンパンに膨らんだ状態」となるのがむくみの症状です。
むくみは体にとって不要な水分
「皮膚の下に水分がある」と言っても、決して「体が潤っている」というわけではありません。
潤いは、体の「細胞内」にしっかりと水分が保持されている状態ですが、むくみによる水分は、細胞からの排水。
つまり「細胞外」に溜まった水分であり、体にとっても「不要な水分」なのです…。
引き伸ばされて弱くなった皮膚から乾燥肌などの肌トラブルが起きる
むくんでパンパンの皮膚は、表面の組織が薄く引き伸ばされてしまいます。
たとえば、よく膨らんだ風船ほど傷や刺激に弱くなり、すぐに破裂してしまいますよね。
それと同じように、むくみで引き伸ばされた皮膚は表面に傷がつきやすく、刺激に対しても弱くなります。
これにより、かさつきや肌荒れ、ひび割れが起きたり、抵抗力も落ちるため炎症やかゆみといった症状が表れたり、、
様々な「肌トラブル」が引き起こされてしまうのです…。
リンパの流れを良くしてむくみを無くせば、肌の調子も良くなる
むくみが肌トラブルの原因になるのであれば、むくみを解消すれば肌の調子も良くなるでしょう。
前述した通りむくみは、リンパ管や静脈に回収されなかった水分が溜まってしまうのが原因です。
となれば、リンパを活性化して水分の排出を促すことができれば、むくみも解消されます!
リンパを活性化させる効果的な方法は?
リンパを活性化させる方法には、以下のようなものがあります↓
●体を温める
●こまめな水分摂取
●ストレスをため込まない
全身のリンパを活性化させるには「オイルマッサージ」が効果的
オイルマッサージとは、マッサージ用のオイルを用いて「リンパのスムーズな流れを促すことを目的」とした施術です。
セラピストの手技により皮膚表面からリンパに働きかけ、リンパによる「不要な水分」の排出を手助けします。
オイルを用いることで、乾燥へのうるおい保湿効果も期待できますね。
セルフケアも大切ですが、月1~2回などの定期的にオイルマッサージを受けることで、「保湿&むくみ解消」を一気にこなし、根本から肌の調子を整えることができます。
まとめ
むくみは、乾燥をはじめとした様々な肌トラブルの原因。
肌トラブルはスキンケアで一時的に良くなるかもしれませんが、むくみを改善しない限りは、何度も繰り返してしまいます。
リンパを活性化してむくみ撃退、肌の調子を整えるために、ぜひご自宅でのセルフケアや、リラクゼーションサロンでのオイルマッサージを取り入れてみてはいかがでしょうか♪