オイルマッサージで用いられる「アロマオイル」。
この「アロマ」の精油の種類や効能は広く知られていますが、ベースとなる「オイル」にも、いくつか種類があります。
主に「植物性オイル(キャリアオイル)」をベースとしたもので、そのオイルの種類によって、アロマと同じようにそれぞれ特徴や効能が異なっているのです。
アロマに比べ、オイルの種類についてはそこまで気にしてない方も多いですが、知っているとサロンで施術を受ける時や自分でブレンドしたりするときにも役立ちます。
そこで今回は、アロマオイルのベースとなる【植物性オイルの種類や特徴、効果・効能】について、いくつかご紹介します!
アロマオイルのベースとなる植物オイルの種類や特徴、効果・効能は?キャリアオイルを5種紹介!
今回ご紹介するのは以下の5種のオイルです。
・グレープシードオイル
・ホホバオイル
・小麦胚芽オイル
・オリーブスクワランオイル
「スイートアーモンドオイル」の特徴、効果・効能
アーモンドの種子からつくられるのが「スイートアーモンドオイル」。
無色~淡黄色で、ほぼ無臭、美肌成分のオレイン酸やミネラル、ビタミンD,Eなど栄養分が豊富であることが特徴。
主な効果・効能は以下です↓
・肌のかゆみを抑える
・肌の炎症を抑える
・疲労した肌の回復
・赤ちゃんにも使える低刺激性
とにかく万能なので、どのような肌タイプにも使え、体だけではなく顔への使用にも適しています。
その使いやすさから、アロマトリートメントにおいて最もよく使用されるキャリアオイルのひとつです。
「グレープシードオイル」の特徴、効果・効能
ブドウの種子からつくられるのが「グレープシードオイル」。
淡黄色でわずかに香りのあるオイル。
酸化しやすい「リノール酸」が主成分ですが、抗酸化作用のあるビタミンEも豊富に含むため、安定して日持ちする特徴があります。
主な効果・効能は以下です↓
・肌の老化を予防
・肌の刺激が少ない
・肌のアレルギー性が少ない
さらっとしていて伸びが良く、敏感肌や脂性肌にも適したオイルです。
「ホホバオイル」の特徴、効果・効能
半砂漠地帯に生える藻木であるホホバの種子からつくられるのが「ホホバオイル」。
酸化にも強く、透明でにおいが少ない安定したオイルです。
ただ、植物性ワックス(ロウ)の特徴を持つので、気温の低くなる冬には固まりやすい性質があります。
主な効果・効能は以下です↓
・肌に浸透するためべたつかない
・保湿力が高い
・シミやシワを防ぐ
肌になじみやすくさらっとした使用感でありながら、肌に浸透していくためしっとり感もあるオイルです。
「小麦胚芽オイル(ウィートジャーム)」の特徴、効果・効能
イネ科の小麦の粒を構成する胚芽からつくられるのが「小麦胚芽オイル」。
別名「ウィートジャーム」とも呼ばれます。
淡黄色でにおいが強く、粘性が高いのが特徴。
また、抗酸化物質であるビタミンEを他キャリアオイルの10倍以上も含んでいるので、他のオイルと混ぜて使うオイルの酸化防止剤としても役立ちます。
主な効果・効能は以下です↓
・肌の老化を防ぐ
・ひび割れに効果的
・粘性がありべたっとしている
・敏感肌を刺激する場合があるので注意
強い香りのため、アロマトリートメントで単体で使われることはあまりなく、他のオイルに配合して使われることが多いです。
高い粘性は、肌のひどい乾燥やひび割れにも効果的です。
「オリーブスクワランオイル」の特徴、効果・効能
オリーブの果実から絞りだされるオリーブオイルを加工してつくられるのが「オリーブスクワランオイル」。
今まで「スクワラン」と言えば、深海に生息するサメから取れるものでしたが、植物からの採取が可能となり、アロマトリートメントに用いられるようになりました。
無色透明でにおいが無いのが特徴。
その他の特徴、主な効果・効能は以下です↓
・肌の質感改善
・肌の老化を防ぐ
・肌の炎症を抑える
・肌の刺激が少ない
アロマトリートメントでは、サメから取れる「動物性のスクワラン」ではなく、こちらの「植物性のスクワラン」を用いるのが原則となっています。
まとめ
今回ご紹介したオイルは、
・グレープシードオイル
・ホホバオイル
・小麦胚芽オイル
・オリーブスクワランオイル
以上の5つでした。
それぞれ特徴や効果が違っているので、オイルマッサージを受ける時やセルフケアに用いるオイルをブレンドするときなど、ぜひアロマの香りだけではなくオイルの種類も気にしてみてはいかがでしょうか♪